当事務所弁護士がこれまでに取り扱った事件の一部をご紹介します(プライバシーに配慮し抽象化しています)。
離婚・男女トラブルの弁護士費用例を知りたい方は、 をご覧ください。
高額な婚姻費用を請求された事例
依頼者:夫(40代・自営業)
相手方:妻(40代・専業主婦)
【概要】
依頼者は相手方から、依頼者の事業が過去最高益となった前年度分のみに基づいた高額な婚姻費用を請求されましたが、当年度は事業が振るわず、請求額通りの婚姻費用を支払うことができない状況にありました。
相手方は高等裁判所まで争いましたが、事業の実態や類似の裁判例等、多くの証拠を提出するなど粘り強く活動した結果、裁判所は、相手方の請求額の約半額が適正な婚姻費用である判断しました。
【コメント】
相手方が関係資料の多くを持ち出しており、証拠収集が難航しましたが、打合せを重ねて細かい資料を積み上げていった印象深い事例です。
交際をめぐるトラブルを示談によって解決し、刑事事件を回避した事例
依頼者:20代男性
相手方:20代女性
【概要】
交際中の相手方女性から突然別れを切り出され、納得できず話合いをしようと説得するも会ってもらえず、衝動的に包丁を持って相手方女性宅を訪れ、面会を何度も要求した事例です。
相手方女性が警察に通報したため刑事事件になる可能性がありましたが、その直後に依頼者の代理人に就任して相手方女性の代理人弁護士と交渉し、依頼者が二度と相手方に近づかない旨を誓約し慰謝料を支払うこと、相手方は依頼者の謝罪を受け入れ被害届は提出しない、という内容の示談が成立しました。
【コメント】
類似の事例において、被害者代理人、加害者代理人両方の立場での解決経験がありますが、いずれにしても大切なことは、被害者のケア、再発防止であると考え、慎重に対応しています。